要約筆記者になりたい

【要約筆記】は、聴覚障害者のコミュニケーションを支援して社会参加、ひいては社会参画ができるようにする手段のひとつだと思います。

健聴者だけが、社会を変えるのではありません。

要約筆記者になりたい人を応援するブログです。
養成講座や受験の経験をもとに、【過去問解答案】や【重要語句】などの記事を書いています。
【重要語句】カテゴリには、試験既出の重要語句を赤字で示しています。受講前にその語句を教科書にチェックする勉強法を提案。
多くの要約筆記者が誕生して、聴覚障害者の当然の権利が守られることを願います。

2016年05月12日

早く記事にしないと、実技試験のドキドキ感を忘れてしまいそうです。

はやめに、受験のようすを書きとめます。
 

2015年度全国統一要約筆記者認定試験)


パソコンの実技試験は、筆記試験の疲労が抜けきらない直後、少しの休憩時間をはさんで行われました。


「手書き」と「パソコン」は別の音源で受験です。

だから、別の部屋に分かれることになりました。

同期の勉強仲間とは、しばしのお別れ。 


ノートパソコンは、もちろん自分の物を持参します。

自分のノートパソコンですから、辞書はそれなりに鍛えてあります。

IPtalkも、事前に指示に従って設定済みです。

(IPtalk(アイピートーク)は試験に使われる要約筆記のソフト)
 

試験開始直前に、試験官から音源に関する資料A4の用紙1枚と、話者の名前などが書かれた小さな用紙、試験提出用のUSBメモリーが配付されました。

 

このとき配付された資料は、あるポイントをつかんで、しっかりと読みました、緊張に震えながら。
 

特にナンバリングされた数字の種類を確認して脳に定着。(1.Ⅰ、①などの種類)

 

資料と同じ表記のナンバリングで入力する必要がありますから。

「共有情報の活用」です!

配付された小さな用紙に書かれた「○○」という話者の名前も、緊張して集中力がないながらも読みました。

音源が聞こえたら次のように入力しなければいけませんから。

○○/みなさん、こんばんは。

(○○は話者の名前)

パワーポイントらしきA4の資料は、中に書かれている漢字に驚愕。

元寇?

確か、読みは「げんこう」だったよねと、心の中で反芻するように唱えました。

なんだかチンギス・カンみたいな顔が入った絵もあるし。


「元寇」、その通り入力する必要が生じるかもしれないと思いながら、寒い2月の試験会場で、資料を持つ手は汗ばんでいました。
 

最初の音源は、「水中考古学へのいざない」でした。

話者はランドール・J・ササキ氏(水中考古学者)
 

これは、資料という「共有情報」を活用して、話者の話しことばを、要約筆記する課題でした。

 

要約筆記者養成講座の講義では、「共有情報」である資料の番号に注目することが、大事だと教えられてました。

ですので、とにかく話者が資料について話したらその内容が資料にあれば、その数字を正しく打つことに気をつけました。


たとえばこんな感じの入力になります。


講師がパワーポイントの資料Ⅰの1について話すときは、このように入力しました。

 

Ⅰの1から。

 

あっさりとこんな感じに打ち、ひきつづき内容を要約筆記して記述します。

でも、資料に記述されている文章を話者が読み上げたら、それは入力しませんでした。

資料は共有情報だからです。 

 

スライドを使ったプレゼンテーションだったので、スライド①について講師がいろいろ話しだしたら

 

スライド①。

 

と入力して、それについての内容を要約筆記しました。

 

出来上がったIPtalkのテキストは、意外と短かったです。
 

講師がたくさん話していても、資料にその内容があれば、共有情報の活用としてバッサリと省けるので、おそらくそうなるのだと思います。

不安になるくらい短く、あっさりとしたテキストでした。

あまりにシンプルなので、わたしはもう落ちたと思ってがっかりしていました。

でも、とにかく合格したんです。

 

音源の元ネタはYouTubeで検索できます。

 

「水中考古学へのいざない」

ランドール・J・ササキ(水中考古学者)



この動画がいつまでYouTubeで見られるのかわかりません。

受験の傾向をつかんでいただくために、早めに見ておいてはいかがでしょうか。

資料に使われたパワーポイントのスクリーンも、ある程度、動画の中で確認できます。
 

難しい漢字があるのでよく確認して見てください。

 

その日、わたしたちは、この動画の冒頭5分間の音声だけを聞きながら、瞬時に要約してタイピングしました。

 

もし、あなただったら、この動画、冒頭5分だけでいいです、どのように要約筆記なさいますか?

 

実技試験の感覚を想像してみてください。

やれる環境にある方は、やってみてください。

タイマーをかけて。 

 

パニックになったら終わりです。


落ち着いて淡々と処理するという気持ちで、やるといいと思います。

2つ目の音源についての記事は、明日以降アップします。 

講師のお話では、よい姿勢のほうが、長時間のタイピングでは疲れにくいとのこと。

 

背筋を伸ばし、足を組まない姿勢がよいそうです。

 

現場で活動しているときに、だらしない恰好よりはきちんとした姿勢の方が利用者や同席者への印象もよいですよね。

 

よい姿勢を保持する目的には、視野を広く保つということもあるそうです。

 

チームワークで活動する要約筆記者たちは、スクリーン表示の状態や、利用者のようす、一緒に活動しているメンバーのようすなど画面以外の周りの環境も確認しているそうです。

 

リラックスした姿勢のほうが楽なように思うけど、よい姿勢は視野を広く保てるし、きちんとした印象を与え、長時間のタイピングの疲労防止につながることがわかりました。

 

しかし、気をつけていても、いつのまにか猫背になっているんですよね。

(ひょっとしたら、二重あごの原因にもなっているかもしれません!)

おまけ動画

YouTubeから↓

すぐできる!長時間座っても腰の痛みや姿勢が楽になる方法 久留米市の整体 いろどり整骨院


もうひとつ

YouTubeから

知って得する!デスクワークが楽になるイスの座り方



 

入力速度を上げるためには、とにかくタッチタイピング(ブラインドタッチ)が大切だと思います。

 

でも、タッチタイピングを習得するまでには壁があります。

 

わたしも初心者の頃は、どうしても手元を見てしまう癖が抜けませんでした。

 

タッチタイピングを習い始めたばかりのころは、手元を見ないでキーを打つと最初はスピードが落ちたように感じました。

 

でも、そこで焦らないで練習を続けました。

 

はじめは手元を見られなくて苦しいけど、ホームポジションを守ってタッチタイピングしていくうちに、遅くなったと感じていた入力速度が上がりました。

 

その結果、10分間で1000文字打つことができるほどでした。(漢字かなまじり文)

 

タッチタイピングを自由に使いこなせると、思考と同じ速さで文字を入力することができます。

ストレスなく、思い通りに文章を作成できます。

 

練習途中の人に、早くその気持ちを味わっていただきたいです。

 

焦らないで、指にキーの位置を感覚で沁み込ませてください。

 

夜、真っ暗な部屋でもタッチタイピングできるようになりますよ。

 

それから、手首の位置について。

 

手首の位置は、ネットで検索すると、手首を浮かせるのが基本と書いてあるようですが、わたしはだいたいノートパソコンの手前の平坦なところに置いています。

自己流ですが、指がホームポジションに戻りやすいし疲れません。

 

正しいかどうかわかりませんが、みなさんはどうですか?


YouTubeから↓
タッチタイピングをこれから練習する初心者向けのフリーソフト【美佳タイプトレーナー】

全国統一要約筆記者認定試験に


「パソコンの基本的な表記」についての講義を受けました。

(テキスト上巻P46

 

講師は要約筆記の現任者。

 

ホームポジションの話から始まりました。

 

わたしは、ずっと前に通っていたワープロ教室で習ったタイピングの基本を、あらためて基礎から確認することになりました。

 

タッチタイピング(ブラインドタッチ)に大切なのは、正しいホームポジションです。

ホームポジションとは、タイピングのときの各指の配置です。)

 

受講当時、わたしは数字のタッチタイピングが苦手だったので克服しようと決心しました。

 

それで、以前に記事にした「美佳のタイプトレーナ」(ミカタイプ、MIKAタイプ)の“ポジション練習”を繰り返しやりました。

次第に数字を見ないで打てるようになったので、いくつになっても基礎に立ち返ることは重要だと思いました。

 

余談ですが、要約筆記で数字を入力するときはテンキーではなくてホームポジションの最上段を打った方がよいとのこと。

 

テンキーを使うとホームポジションから指が離れてしまうからです。

参考動画

YouTubeから↓

美佳タイプでの学習手順 【音速パソコン教室】


↑このページのトップヘ

body { font-family: "メイリオ", Meiryo, sans-serif; }