要約筆記者になりたい

【要約筆記】は、聴覚障害者のコミュニケーションを支援して社会参加、ひいては社会参画ができるようにする手段のひとつだと思います。

健聴者だけが、社会を変えるのではありません。

要約筆記者になりたい人を応援するブログです。
養成講座や受験の経験をもとに、【過去問解答案】や【重要語句】などの記事を書いています。
【重要語句】カテゴリには、試験既出の重要語句を赤字で示しています。受講前にその語句を教科書にチェックする勉強法を提案。
多くの要約筆記者が誕生して、聴覚障害者の当然の権利が守られることを願います。

カテゴリ: 【講義のようす】

昨年の春、市の広報に載っていた「要約筆記者養成講座」の募集を見て、すぐに関係機関に申し込みました。

特別な社会貢献に熱意を持ったというわけではありません。
ただ、わたしのタイピングが役に立つのだったら、やってみたいという、シンプルな動機で行動開始したのです。

自分の技術や理解力で通用するのか不安でしたが、とにかく約半年の研修を経て、今年の2月に受験をしました。

いま、その試験の合格発表を控えています。

受講してからわかったことですが、要約筆記者になる人は少ないそうです。
要約筆記者の認知度の低さや、待遇なども関係しているからかもしれません。

それでも、多くの方が【要約筆記】に興味を持ち、活動してくださることを目的としてこのブログを書いていこうと思います。


要約筆記は、聴覚障害者のコミュニケーションを支援する手段のひとつです。
この資格の認知度が高まれば、聴覚障害者のための要約筆記を理解したり、活用したりする人が増えるでしょう。
それは聴覚障害者だけではなく、さまざまなプログラムを開催する人や、学校の先生、雇用する側の人、職場の上司・同僚なども含まれると思います。

選挙演説にも要約筆記が利用されることになっています。
要約筆記者が増えることで、聴覚障害者の社会参加、社会参画が広がることになります。

聴覚障害者が社会参加、社会参画できることは、あたりまえの権利です。

聴覚・言語障害者の推計は約34万人といわれています。(身体障害者手帳の交付対象。厚生労働省 平成18年身体障害児・者実態調査)
その方々が、能力を発揮して社会的に活動できることは、国家全体にも利益をもたらすと思います。
(これは、聴覚障害者だけに限ったことではないのですが。)

聴覚障害者の当然の権利が守られ、最大限に能力を活かせる社会になることを願っています。 


よろしくお願いします。

 

うさぎの動画

YouTubeから↑

2 Rabbits 2 Cups コップにはいった子うさぎ 登場編

 

このブログのカテゴリ一覧

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【受験ですよ!】全国統一要約筆記者認定試験! 

 

【講演の音源ですよ!】受験勉強向き 

 

【過去問解答案】2011年度~2015年度筆記試験 

 

【目次ですよ!】


【音源ですよ!】練習向き 


【重要語句】2011~2014年度試験既出 

 

【講義のようす】 

 

【YouTubeから】いろんな動画 


【最初から今まで】 

さあ、いよいよ受講初日です。

どきどきしながら受付を済ませると、会場には

50人くらいの人々が集まっていました。

やっぱり、こういう講座に参加するのは女性が多くて、男性は、ほんの数人。


上下巻の2冊で、約3000円のテキストを購入すれば、半年間の要約筆記者養成講座を受講できます。


結構、薄い本だなぁ。


そんな印象を持ってページをめくってみたのですが、内容は幅広く充実しているようです。

(わたしは、新しい本のページをペラペラめくって、早く手になじむようにするのが好きです。)


表紙には、不思議な幾何学模様が描かれています。

うずまき”が中心に集まっているようにも見えるし、外側に広がっているようにも見えます。

当初はわからなかったのですが、開講式から一年たったいま、表紙の”うずまき”を見ると、何か要約筆記の象徴的な意味を感じます。

表紙の書名『要約筆記者養成テキスト』の上部に、

”厚生労働省カリキュラム準拠”と書いてあります。

なんだか、重々しい印象。

気を引き締めて勉強しなければ。


真新しいテキストの扉をちょっと読むと、要約筆記は30年の歴史があるとのこと。

…いままで、その資格の名もよく聞いたことがなかったのに、そんなに長い間活動されてきたんだと驚きました。


そんなことを考えていると、開講式が始まりました。


初対面どうしの受講生たちは、おしゃべりも少なくてきちんと座っています。

主催者の挨拶のあと、受講生にマイクが回って来て、自己紹介を しましたが全員の名前を覚えきれませんでした。




1.午前中の授業


「聞こえの仕組みと聴覚障害者」

(テキスト上巻P4)

講師は、聞こえに困っている方々を長年、支えてきた方です。

パワーポイントの図や表を見ながら、聴覚の仕組みや、聴覚障害者についての基本的な知識などを教えていただきました。


あらためて図解したものを見ると、耳の仕組みは本当に複雑です。

その精巧な作りとシステムに、人体の不思議を感じます。

この耳たぶの奥で、小さくてたくさんの部位が協調して働き合っているのです。


耳が聞こえるというのは奇跡だ。

感謝しなければいけないと思いました。



しかし、このころのわたしは、のんきでした。

その耳の解剖図や機能がテストによく出ることは考えていませんでしたから。


それで、のんきなわたしは、お昼休みを気楽に過ごしました。

お弁当を食べながら他の受講生さんたちと歓談。


同期の方々は、子育て中のお母さんや、リタイアした方など、年代、経歴はさまざま。

(この方々は、勉強仲間として仲良くしていただいています。)


楽しくお話していたら、あっという間に午後の授業開始。




2.午後の授業


午後の講師は、補聴器を装着した中途失聴者の方でした。


当事者ならではの経験をまじえて、「聴覚障害者のコミュニケーション」や、「中途失聴・難聴者の現状と課題」について、わかりやすくお話しになりました。

(テキスト上巻P9~)


話し方は穏やかで、発語はとても明瞭。

何も知らないで出会ったら、聞こえに困っている人には まったく見えません。

とても自然な話し方で、一見すると障害者に見えません。

そのため、周囲の配慮などが得られず、生活の中で困る場面があるそうです。


聞こえる人は、ふだん意識していないけれども音声情報に囲まれて生活しています。

たとえば、インターホンや電話、電化製品のアラーム、赤ちゃんの泣き声など、例を挙げればきりがありません。

世の中が、聞こえる人中心にできているのです。

聞こえない人の生活は過酷です。

警報機のような、命の危険を知らせる音だって聞くことができないのですから。

だから視覚情報が大切になるのですね。


この講義を聴いて、よくわかったことは自分の想像力がとても不足していることでした。


ある日、もし耳が聞こえなくなったらって、考えたことがありますか?  

難聴者・中途失聴者のためのサポートガイドブック
マーシャ・B. デューガン
明石書店
2007-05-31


You Tubeから

生まれたてのヒヨコ。初めてのお散歩。

  

この日の講義は、
「難聴者運動と要約筆記の歴史」

(テキスト上巻P16
 

講師は、補聴器を装着した中途失聴者の方でした。 

子どもの頃に聞こえにくい症状が始まり、徐々に聞こえなくなっていく中で、学校生活を送り、就職、結婚。


その間、さまざまな医療や福祉サービスを受けたそうです。


聴力が下がるだけでなく、めまいの辛さや周りとのコミュニケーションの難しさを感じられたとのこと。

治療に対する期待やあきらめを感じた後、障害を受け入れた経緯をお話しになりました。
 

学校の授業で要約筆記を利用し、これで活動の幅が増えると確信されたそうです。

わたしは、ここまで詳しく聴覚障害者の方からお話を聞いたことがなかったので、ショックを受けました。 

そして聴覚障害者の方々には、視覚情報がとても大切なんだということを知りました。


もうひとつの授業は、「要約筆記事業の位置づけ」と、「通訳としての要約筆記」について。

(テキスト上巻P20~)


講師は、経験豊富な現任者。


「要約筆記事業の位置づけ」の変遷を習いました。

要約筆記者には法律や福祉の知識が必要です。

でも、わたしはそのことに受講するまでは気づきませんでした。 

タイピング能力さえあれば、やれると勘違いしていたので。 

 

実は、法律や福祉の分野は苦手です。

しっかり授業を聞かないと。


不安がふくらむ 

 
 

真っ白で手の切れそうな、新しいテキストのページをめくりながらの受講。


いま思えば、ここは、大事な法律や制度の名前がたくさん出てきました。

それなのに、聞きなれない「事業」や「法律の名前」を聞いて、脳の処理能力が追いつかず、ぼーっとしてしまいました。

あとで読み返したら、なんとか頭に入れることができるでしょうと楽観視。


このブログの記事を書くきっかけになったのは、そういうこと。


過去問に出てきた
【重要語句】を、蛍光ペンでマーキングしてから受講すればよかった。

そうすれば、講義の内容を集中して聞けて、理解力がアップしていたのでは。


【重要語句】に焦点を当てて、講師の話を聞けばいいのですから。 

そして、蛍光ペンでマーキングするアイデアをブログにしようと思ったのです。 

話しがそれました。

本題に戻します。 

 

それから、「通訳としての要約筆記者」

(テキスト上巻P22


要約筆記者は通訳者なのだそうです。
 

素人のわたしにとって、それは意外な役割の名称でした。
 

その場の音声情報を、

すぐに、

的確に、

わかりやすく

文字によって要約筆記し、聴覚障害者へ伝えます。


いわゆる「通訳者」が、外国語を瞬時に 日本語にするようなものです。

「話しことば」の日本語を、瞬時に「文字言語」に通訳するのです。

それが、情報の保障となり、聴覚障害者の基本的人権を擁護することになるのだそうです。

専門家の方々、こういう説明でいいでしょうか?

間違っていたら ごめんなさい。

参考動画

YouTubeから

要約筆記入門講座 はじめての要約筆記

(わたしが参加した講座とは無関係の動画です)



「要約筆記の目的」「要約筆記の三原則」という授業を受けました。

(テキストP34~)


 1.講義の内容

 

幼稚園の頃に聴覚を失った講師は、明るく社交的な雰囲気の方でした。

 

要約筆記とは、その場の「音声情報」を「文字言語」に変えて、できるだけ速く聴覚障害者に伝える方法だと教えていただきました。

 

その目的は、利用者が「その場」のコミュニケーションに参加できるということ。

 

要約筆記は買い物などの日常生活を始め、職場での会議、役所の手続き、病院受診、学校の授業、町内会、PTAなどさまざまな場面で使われるそうです。

聞こえない人に、早く音声情報を伝えないと、会議などでは意見を言うことができません。

授業で先生が「何か質問はありますか?」と言ったことを早く伝えないと、利用者は質問する機会を逃してしまいます。
 

 

要約筆記の三原則とは、「速く、正しく、読みやすく」です。

 

話しことばは、そのまま全部文字に起こすと読むのが疲れるほどの情報量です。

 

話し手は「あー、えーっと」などの無意味語を発したり、聞き手の理解を促すため、伝えたいことを表現を変えて繰り返すことが多々あります。

 

また、ていねいすぎる語尾や話の脱線、二重否定などもあります。

 

要約筆記者は、それらをそぎ落とし、さらに意図を正しく保持して要約し、スピーディに聴覚障害者に伝えます。

 

これは、いわゆる音声起こし(文字起こし、テープ起こし)とは違います。

 

音声はどんどん流れて消えていくものだから、要約筆記では「保存」はしません。

 

2.初めて目にした要約筆記

 

ところで、この日わたしは生まれて初めて要約筆記の現場を体験することができました。

 

講師の話すことばや受講生の質疑応答などが、要約筆記されてスクリーン表示されたからです。

 

聴覚障害者の方が見学に来られていて、必要だったようです。

 

でも、受講生も見える位置にスクリーンが設置されていました。

 

話されている講義を耳で聞きながら、少しのタイムラグでなめらかにスクリーンに文字が表示されるのを見ました。

 

話しことばを、即時的に書きことばにする、すごい技術を目の当たりにして本当に驚きました!

 

音声認識できる機械が発達しても、コンピューターにこんなことはできないでしょう。




美しい動画でひとやすみ
YouTubeから↓

受講してみて初めてわかったこと。

わたしは、聴覚障害者の多くは手話を使えると思っていました。

しかし、きょう習ったことによると手話を日常のコミュニケーション手段にしている方々は、聴覚障害者の中では20%以下なのだそうです。補聴器や人工内耳等の補聴機器の使用は

70%、筆談・要約筆記の利用が約30%です。

(厚生労働省 平成18年調査 複数回答)
手話が使われている割合の少なさに驚きました。

You Tubeから↓

手話レッスン 「あいさつ 1」
naochannel



「日本語の基礎知識」という講義を受けました。

かっこいい感じの講師は、その道の学者。

 

さすが日本語のプロ、終始立ったままエネルギッシュなプレゼンテーションをしてくださいました。

 

そのパワーに影響されて、こちらも真剣に聴講。

 

講義の内容は「日本語の特徴」「日本語の表記」「日本語の語彙と用法」(テキスト上巻P24~)

 

学問的な専門用語が、たくさん出てきて覚えることが難しそう。

 

それで、講師が話したほとんどのことは、資料や教科書の片隅にメモをしました。

 

このときのメモは要約筆記“技術”のプチ自主練習のつもりだったのですが、意外な効用があることに気付きました。

 

それは眠気防止

 

座学中心の講義では脳を使って要約し、筆記するという、見た目にはとても静かな活動が刺激となり、集中して起きていられることに気づきました。

 

休憩をはさむとはいえ、2時間座りっぱなしは時折うとうとしそうになるんです。

 

昼休みの後、教室の温度が上昇したとき、ここちよい男性講師などの声を聞くときは眠気との戦いでした。

 

このプチ自主練の効用を知ったわたしは、これ以降、すべての授業で講師の話したことは、要約筆記のまねごとをしながら受講することになりました。

まだ要約筆記の技術も知らないのにね。 

 






参考動画

YouTubeから↓

【中高生必見】ノートの取り方!
3つのテクニックと2つの本質
~同じ授業を10倍効率で聞いて成績を上げる方法~
京大模試全国一位の勉強法【篠原好】


前回の記事の続きです。
 

この講義によると、“言語の本質”とは、同じ言語を使う集団の中で決まった音(おん)が決まった意味を表しているということ、だそうです。

 

ほんとに専門的な言い方で、難しいですよね。

 

教科書には、このような専門用語を使った説明がまだまだ続きます。

 

例えば「やま」は「や」と「ま」の音(おん)が連続したもの。

 

日本人の話し手が「やま」という音を”山!”という意味を込めて伝え、日本人の聞き手もその音を利用して「やま」(山!)と理解する。

 

でも音(おん)は口から発すると、すぐに消えてしまうものです。

 

だから、残すことができる文字が考え出されたそうです。

 

それから、”世界の中の日本語”の分類も習いました。

 

わたしは、日本語が世界の中でどのように分類されているかなんて考えたこともありません。

 

でも学者さんたちは、分けているんですね。
そして試験にも出てきますよ! 

 

世界の言語は、孤立語、屈折語、膠着語(こうちゃく)、抱合語の4つに分けられるそうです。

 

そのうち、日本語は「膠着語」に入るのだそうです。

 

それから、日本語の音(おん)の特徴について。

 

母音は/aiueo/の5音。

 

子音は/kstnhmrgzdbp/などで、声帯の振動の有無や調音の位置、息の流れの妨げ方という点で3つに分類されるそうです。

 

半母音は、/ja ju jo/(ヤユヨ)の//と、/wa/(ワ)の/w/だそうです。

 

音節は、ひとかたまりの音声のこと。

 

「かわ」なら2音節。

「たこやき」なら4音節。

 

それから、“アクセント”と“イントネーション”について。

 

アクセントとは、音の高低と強弱の関係。

 

「日本語は高低アクセントの言語」というのが、過去のテストに何度も出てきています。

 

イントネーションは、文を単位として発音が高いか低いかということなのだそうです。





専門的で難しいけれど、参考動画をふたつ

YouTubeから、ひとつめ↓

【上級者向け】日本語の発音の学習2「母音『あいうえお』の発音。」



 

YouTubeから、ふたつめ↓

【上級者向け】日本語の発音の学習3「有声音・無声音・調音点・調音法について。」
 

地域によっては、もう要約筆記者養成講座始まっているかもしれません。

 

このブログを書き始めてから、昨年の養成講座受講のことをいろいろと思い出します。

 

ある講師から講義がはじまるときに、「教科書を読んできましたか?」と質問されて顔が赤くなり、ぎくっとしました。

 

受講前日の夜にさらっと読んではいたのですが、熟読したとは言えませんでした。

 
いま思えばしっかりと教科書を読んでから授業に臨むべきでした。

 

当たり前のことなんですけどね。

 

当然するべきことをしていれば、受験直前になって焦ることはなかったのです。

 

要約筆記者養成講座教科書は、薄い本とはいえ、幅広い分野から大切なことが、ぎゅっと凝縮して書かれてあります。

 

たった1回しかお会いできない講師もたくさんいらっしゃいました。

 

すごく貴重な講義なんですよ。

 

恥ずかしい話しですが、自戒の念を込めて、忘れないように記しておきます。

内容と、くいちがうかもしれませんが、おまけの動画

YouTubeから↓

7回読む」だけでインプットする技術、その実践法教えます!

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全員合格を心からお祈りします


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要約筆記の手段は、大きく分けると「手書き」と「パソコン」の2つがあります。
 

要約筆記者養成講座に申し込むとき、係の方からどちらにするか尋ねられました。

カリキュラムは合同で受ける講義とコース別のものがありました。

コース別の講義は、実技を中心とした内容です。


わたしと同期に入った受講生の2/3は手書きを選択していましたが、わたしはパソコンのコースを選択。


理由は、字が粗雑、パソコン中心の時代に生きているせいもあり、漢字は読めるけど正しく書けるか不安があったからです。


でも、字を読んだり、同音異義語の漢字を入力変換で

正しく選択することは多分できるだろうという自信がありました。


(あとで漢字の知識が間違いだらけだと判明しましたが)


タッチタイピング、(ブラインドタッチ)もある程度、大丈夫だったということもあります。


それに、パソコン手書きよりも速くたくさん文字情報を表出することができるし、機器の設置さえすれば多くの現場で活用されると思いました。


何より現代的な感覚がある方にひかれました。



そろばんよりは、電卓。


えんぴつよりは、シャープペンシル。


ガラケーよりは、スマホ。



そういう単純な選択に似ています。


でも、手書き要約筆記には手書きの強みがあります。


手書き要約筆記は、パソコンより環境の条件に左右されません。


手書きは、書くものさえあれば電源不要。


パソコン要約筆記は機材の充電時間内では稼働できて、たくさんの情報を利用者に伝えられます。


でも、手書きよりは「場所」などの条件が限定され、モバイル性は低いと思います。


電源を確保できる場所なら、パソコンは時間的には不自由しませんが「場所」は限定されます。


利用者が歩き回ってコミュニケーションを誰かととる場合は、手書きは最適です。

おまけ動画

YouTubeから↓
【美文字】安定した線の書き方

全国統一要約筆記者認定試験に


要約筆記のパソコンは誰が用意すると思いますか?

なんと、考えの甘いわたし。

 

要約筆記者養成講座を受講するまで関係団体のほうでパソコンを貸し出してくださると思っていました。

 

受講中に初めて自分のノートパソコンが必要と知ったとき、とっても恥ずかしい気持ちでした。

 

当時、デスクトップ型のパソコンしか持っていなかったので、ノートパソコンを購入。

 

要約筆記のことをよく知らない方々、これから養成講座に申し込もうと思っている方々にお伝えします。

 

要約筆記者養成講座の受講生、そして要約筆記者として現場で活躍している人たちは、みんな自分でパソコンを購入して使用しています。


20万円くらいするパソコンを自前で準備していらっしゃる方も珍しくありません。 


そのパソコンを購入、維持する補助金のようなものはありません。

 

手書きコースの受講生より、パソコンコースはコストがかかりますのでご存じない方のために記事にしました。


おまけ動画

YouTubeから↓

絶対後悔したくない!
失敗しない【パソコンの選び方】
-この難問に回答してみた。

実技の講義でMIKAタイプをネットからダウンロードするよう勧められました。

 

パソコンコースの受講生は、毎日MIKAタイプで入力練習するようにとのご指示。

 

このソフトはとてもシンプルな作りなのですが、初心者のホームポジションの習得だけでなく、タイピングの速度や正確さまで計測してくれます。

英単語をひたすら練習する機能もあります。

要約筆記では、突然アルファベットを打つときもあるので練習しておくとよいでしょう。

無料でダウンロードしてオフラインで使えます。


(わたしのWindows10でも支障なく使用できています。)


初めてタッチタイピング(ブラインドタッチ)を身につけようと思っている方から、上級者の入力速度向上のためにも満足できる機能のソフトです。

 

わたしは数字のホームポジションがとても苦手だったのですが、このソフトで克服できました。

 

とにかく手元を見ずに、ゆっくりでもいいから確実にホームポジションを体得すれば、かならず入力速度はあがります。


手元を見ないタイピングが身につくと、ずっと画面を見ているからミスタイプが減ります。

自然と姿勢がよくなるので、肩こりが無くなるかも。

 

あせらずゆっくりホームポジションを習得してください。


練習機能はいろいろあります。
 

わたしはローマ字練習をがんばりました。

ミスタッチを1桁にするように気をつけながら、入力速度の文字数を伸ばすことを目標にしました。

 

制限時間60秒で打鍵数、入力速度、ミスタッチ回数が表示されます。

 

わたしはエクセルで、打鍵数、入力速度、ミスタッチ回数の項目を作り、成績管理しました。

 

あまりがんばりすぎると続かないと思い、毎日5回だけと決めてその最高点を記入。

 

その結果、1日5分だけの練習でもタイピング速度が伸びていることがわかりました。

 

体調などにより成績に波が出ることもありますが、毎日歯を磨くのと同じように日課としてやってみるといいと思います。

ゆっくりとでもいいからあきらめずに毎日練習することをお勧めします。

 

わたしの場合は、最初190文字/分くらいでしたが、半年くらいすると240文字/分、ときどき250文字/分打てるようになりました。

 

この練習をさぼっていると、入力速度が落ちると先生方から聞いています。

 

MIKAタイプと講座では呼んでいましたが、公式サイトでは美佳のタイプトレーナとあります。

リンクフリーということなのでこちらにアドレスを記載します。

リンク
美佳のタイプトレーナ 

 

 

ご親切にもYou Tubeでダウンロードや解凍の仕方を動画でアップしてくれている方がいらっしゃいます。

娯楽的なゲーム性のあるタイピングソフトはオンラインでたくさんあると思いますが、わたしはシンプルで気の利いたMIKAタイプが大好きです。

 

 

You Tube
ミカタイプダウンロード方法
【美佳のタイプトレーナー】

この日の講師は、経験豊かな現任者。

「要約筆記の表記」についての講義を受けました。

 

(テキスト上巻P40

 

「手書きコース」と「パソコンコース」に分かれて、別の部屋での受講。

 

パソコンを持参するようにと、先週から伝えられていました。

 

実は、わたしはいままでノートパソコンを持ち歩いたことがありませんでした。

なので、ノートパソコンを持ち歩くのに、どういうバッグが適当なのか見当がつきません。

 

電器屋さんで相談して、自分のパソコンに合うサイズの専用のバッグを購入。

 

1年生が真新しいランドセルを手に入れたような気持ちで、重いバッグを持って受講会場へ行きました。

 

講座が用意してくださった延長コードに、自分のノートパソコンをつないで、どんな実習が始まるのかワクワク。


 

1.パソコンは自分で管理する

 

まずは、要約筆記でパソコンを使うにあたってのご指導でした。

 

当たり前のことですが、人に頼らず、自分でパソコンやウィルス対策などの管理をしておくこと。

 

パソコンのOSのバージョンもウィルスソフトも人それぞれ。

 

管理を人任せにせずに、自分でする必要があります。

 


2.話しことばを全文入力

 

さて、実習です。

 

はじめは、講師が用意してくださった文章を、制限時間内にそのまま書き写す入力。

 

おそらく5分くらいだったでしょうか。

 

「はい、やめ」と言われるまで、夢中で機械的に入力しましたが、全部は写せませんでした。

 

制限時間が、ずいぶん短く感じました。

 

自分の実力の低さを痛感。

 

でも、講師が見ていたのは、入力の速さではありませんでした。

 

受講生の入力中の「姿勢」や「視線の動き」を観察されていたのです。

 

そのあと、タッチタイピングの、正しい姿勢について指導されました。

 

背筋をのばして、手元はあまり見ないようにすることが必要だとのこと。

 

次は、講師が口頭でゆっくり話す文章を、そのまま要約せずに入力する実習でした。

 

単純な文章なのですが、物の名前がたくさん出てきます。

 

物の名前によっては、カタカナ、漢字など次々に出てくるので変換候補から選ぶのに迷います。

 

講師の話しは、ゆっくりですが止まりません。

 

当然、わたしは追いつくことができませんでした。

 

リアルタイムで「全文入力」することの難しさに軽いショックを受け、ため息がこぼれました。

「全文入力」ではなくて、「要約筆記」(要約しながら正しく速く読みやすく入力)するにはどれぐらい大変なんだろうと思いました。

 


3.ミカタイプをインストール

 

それから、ミカタイプ(美佳タイプ)という入力練習のソフトを、それぞれのパソコンにインストールしました。

 

さっそく講義時間中に、ミカタイプのいろいろな機能を見たり、ローマ字入力の練習をちょっとしてみたりしました。

 

受講中はできるだけ毎日、負担にならない程度で練習することを宿題として課されました。

 

ピアノのように、毎日やることで入力に慣れ、タイピングスピードが速くなるとのこと。

 

また、入力スピードをアップするためには、ミスタイプを減らす気持ちで練習することが大事とのこと。

 

現場で活動するときに、慣れている人でもミスタイプを訂正するのに手間どって、時間をロスしてしまうからだそうです。

 

この日の講義は、まだ「要約筆記」の技術以前の実習でした。

 

でも、要約筆記者の実際の技術にすこし近づきました。

 

4.要約筆記の表記

 

要約筆記の文字の表記についての説明もありました。

 

聴覚障害者は文字情報など、視覚から入る情報を頼りにして暮らしていらっしゃいます。

 

一定のルールに従わない、気ままな文字の表記では、要約筆記を利用している人は困惑してしまいます。

 

また、複数の要約筆記者がチームで活動するとき、共通のルールを守らずに交代でPC入力をすると、表記の仕方に乱れが生じて、利用者がとまどってしまいます。

 

漢字の変換、アルファベットや数字の半角、全角、専門用語などがまちまちだと、それを読む人は、きっとストレスを味わうでしょう。

 

2時間くらいの講演会などでは、利用者は要約筆記の文字をひたすら読み続けることになるので、とても疲れるのだそうです。

 

ですから、利用者に負担をかけないため、新聞のようにルールにもとづいたわかりやすい文章で情報保障しなければいけません。

 

表示する文字の大きさや間隔、フォント、配色、1行の文字数、1画面に入る行数などにいたるまで配慮して、メンバーで統一。

 

その表示の設定は、利用者の希望も取り入れながら設定するそうです。

 

また、パソコン要約筆記では何行にもわたる文章を、一気に画面に表出させるのも利用者に負担を与えるとのこと。
 

入力したら、表示部に少しずつコンスタントに表示させていくのがよいそうです。

 

わたしは、日本語表記のことを改めて考えたことはありませんでした。

このルールをよく習得し、チームワークをとりながら早く活動できるようになりたいと思いました。

 

今年の2月の試験(2015年度全国統一要約筆記者認定試験)に合格はしましたが、まだまだ現場でやれる技術はありません。

 

修行の途中です。 



参考動画

YouTubeから↓

ブラインドタッチの練習に無料タイピングソフト【ミカタイプ】
 

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