共有情報

2017年02月17日18:30【講演の音源ですよ!】伊藤豊雄氏 近代主義建築の限界

要約筆記の練習用音源にいかがですか。

 

心優しき建築家の、ゆっくりした話し方。

 

話し手のバックに大きなスクリーンがあり、共有情報として使えます。

 

2時間近くの音源。

 

練習しすぎると疲れますよ。

 

まずは冒頭の5分間、練習してみませんか。

 

YouTubeより↓

伊藤豊雄 2013公開講義/神戸芸術工科大学

 

全国統一要約筆記者認定試験に全員合格を心からお祈りします。



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2016年05月21日22:52【講義のようす】「共有情報を活用する」

話しことばをそぎ落とし、さらに置換や文末処理などで短くした文章を、まだ短くすることができる方法があるのだそうです。

それが、「共有情報を活用する」。


(テキスト上巻P56

(テキスト上巻P61も含みます)


昔、生徒や学生だったみなさん、学校の授業でプリントを配られたことを思い出してください。


要約筆記では、これを共有情報として活用するのだそうです。
 

たとえば、利用者が学校の授業を受ける場合などにおいて、配付された資料やテキストを話者が使うときは、どうすると思いますか?


大学の講義などで、教員が資料やテキストを読み上げるときは、

“教科書P47○○○~を読み上げ中。”

などと文字化して利用者に知らせるそうです。

 

これでバッサリと、話者のことばを文字化しないでいいし、利用者は“教科書P47”を見ればいいのです。


板書や掲示物、パワーポイントでもそうするそうです。


要約筆記者が、利用者のすぐ隣にいるなら、配付された資料の項目などを指差して、教員である話者が“いま”そのことを説明していると知らせることもあるとのこと。


資料を使った要約筆記は、テキスト上巻P61に詳しい例があります。


この部分は、実技試験の本番にすごくすごく役に立ちましたので、じっくり読んでほしいところです。


2015
年度の実技試験のひとつ目はこのテクニックを使いました。


この技術、使いこなしておくべきです。


それから、話者はよく前置きとして「さっき話した
○○ですが、」という言葉を使いますが、これは文字化しないということも習いました。


教室や会場内で、授業や講演が始まってから話した内容は、その場にいる人たちの“共有情報”ですから、活用するとのこと。


それから、要約筆記者が持っている背景知識の大切さも教えられました。


最近のビッグニュースも共有情報として活用できます。

みんなが知っているという前提です。

今朝、テレビのアナウンサーが話した、フレッシュなニュースも共有情報になりうるかもしれません。

 

時事問題やニュースに要約筆記者はいつも注意を払い、知識を蓄えておいた方がよいと言われました。

 

わたしの苦手なのは、政治、経済、スポーツです。

 

苦手な分野の新聞の記事やニュースにも、前よりは関心を持つよう努力しています。

 

共有情報からはそれますが、わたしは、要約筆記者が個々に持っている専門知識や経験も要約筆記に活用できると考えます。

 
背景知識を磨くときには、どうしても得意分野に偏る傾向があると思います。

それは強みになるのではないでしょうか。
 

いままでの人生で蓄積してきた知識・経験が、利用者のために役に立つのはうれしいことです。

ひとやすみして、動画をどうぞ。

YouTubeから↓

絶対落ちない!?受験生、オランウータンでゲン担ぎ(16/02/16)



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2016年05月12日18:14【受験ですよ!】実技試験に出題された音源:1つ目

早く記事にしないと、実技試験のドキドキ感を忘れてしまいそうです。

はやめに、受験のようすを書きとめます。
 

2015年度全国統一要約筆記者認定試験)


パソコンの実技試験は、筆記試験の疲労が抜けきらない直後、少しの休憩時間をはさんで行われました。


「手書き」と「パソコン」は別の音源で受験です。

だから、別の部屋に分かれることになりました。

同期の勉強仲間とは、しばしのお別れ。 


ノートパソコンは、もちろん自分の物を持参します。

自分のノートパソコンですから、辞書はそれなりに鍛えてあります。

IPtalkも、事前に指示に従って設定済みです。

(IPtalk(アイピートーク)は試験に使われる要約筆記のソフト)
 

試験開始直前に、試験官から音源に関する資料A4の用紙1枚と、話者の名前などが書かれた小さな用紙、試験提出用のUSBメモリーが配付されました。

 

このとき配付された資料は、あるポイントをつかんで、しっかりと読みました、緊張に震えながら。
 

特にナンバリングされた数字の種類を確認して脳に定着。(1.Ⅰ、①などの種類)

 

資料と同じ表記のナンバリングで入力する必要がありますから。

「共有情報の活用」です!

配付された小さな用紙に書かれた「○○」という話者の名前も、緊張して集中力がないながらも読みました。

音源が聞こえたら次のように入力しなければいけませんから。

○○/みなさん、こんばんは。

(○○は話者の名前)

パワーポイントらしきA4の資料は、中に書かれている漢字に驚愕。

元寇?

確か、読みは「げんこう」だったよねと、心の中で反芻するように唱えました。

なんだかチンギス・カンみたいな顔が入った絵もあるし。


「元寇」、その通り入力する必要が生じるかもしれないと思いながら、寒い2月の試験会場で、資料を持つ手は汗ばんでいました。
 

最初の音源は、「水中考古学へのいざない」でした。

話者はランドール・J・ササキ氏(水中考古学者)
 

これは、資料という「共有情報」を活用して、話者の話しことばを、要約筆記する課題でした。

 

要約筆記者養成講座の講義では、「共有情報」である資料の番号に注目することが、大事だと教えられてました。

ですので、とにかく話者が資料について話したらその内容が資料にあれば、その数字を正しく打つことに気をつけました。


たとえばこんな感じの入力になります。


講師がパワーポイントの資料Ⅰの1について話すときは、このように入力しました。

 

Ⅰの1から。

 

あっさりとこんな感じに打ち、ひきつづき内容を要約筆記して記述します。

でも、資料に記述されている文章を話者が読み上げたら、それは入力しませんでした。

資料は共有情報だからです。 

 

スライドを使ったプレゼンテーションだったので、スライド①について講師がいろいろ話しだしたら

 

スライド①。

 

と入力して、それについての内容を要約筆記しました。

 

出来上がったIPtalkのテキストは、意外と短かったです。
 

講師がたくさん話していても、資料にその内容があれば、共有情報の活用としてバッサリと省けるので、おそらくそうなるのだと思います。

不安になるくらい短く、あっさりとしたテキストでした。

あまりにシンプルなので、わたしはもう落ちたと思ってがっかりしていました。

でも、とにかく合格したんです。

 

音源の元ネタはYouTubeで検索できます。

 

「水中考古学へのいざない」

ランドール・J・ササキ(水中考古学者)



この動画がいつまでYouTubeで見られるのかわかりません。

受験の傾向をつかんでいただくために、早めに見ておいてはいかがでしょうか。

資料に使われたパワーポイントのスクリーンも、ある程度、動画の中で確認できます。
 

難しい漢字があるのでよく確認して見てください。

 

その日、わたしたちは、この動画の冒頭5分間の音声だけを聞きながら、瞬時に要約してタイピングしました。

 

もし、あなただったら、この動画、冒頭5分だけでいいです、どのように要約筆記なさいますか?

 

実技試験の感覚を想像してみてください。

やれる環境にある方は、やってみてください。

タイマーをかけて。 

 

パニックになったら終わりです。


落ち着いて淡々と処理するという気持ちで、やるといいと思います。

2つ目の音源についての記事は、明日以降アップします。 



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