全国統一要約筆記者認定試験に合格できるのだろうか。
すごく不安が強かったです。
そのころ、過去の試験問題は、全要研のサイトで公開されていて、誰もが見られました。
わたしは、養成講座の受講が開始されて、しばらくしてから、過去の問題用紙を4年分ダウンロード。
解答用紙はもちろん、実技試験なども含めて全部印刷し、すべてファイリング。
解答用紙も本物を見てみること、本物でやってみることで、すこしでも本番に近い状況でやりたかったからです。
受験まで半年もあった養成講座の受講中には、すでに過去問を分析しはじめていました。
問題用紙に直接、教科書で調べた解答を「赤ペン」でどんどん書き込んでいました。
ちょうど、問題用紙の右隅に、余白があるんですよ。
各問題の解答が書いてある、テキストのページ数を記入しておきました。
これは、あとで調べ直すときに役に立ちました。
この作業と同時に、教科書の出題箇所にも蛍光ペンでマーキング。
さらに、その部分に出題年度を記入。
たとえば、「2011」「2012」「2013」「2014」と書き入れます。
そうすると、毎年、出題されている問題が教科書のページの上に、あぶり出されてきます。
勉強仲間と情報交換や相談しながら、マーキングするのも楽しく覚えられました。
蛍光ペンの色は、たくさん使うと混乱するので「1色」だけにしました。
これで教科書は、自家製の試験対策テキストに変身です。
この作業をしたあと、大胆にぱらぱらと教科書をめくってみてください。
どの分野の、どのページからよく問題が出されているか、マーキングしてある色の分量でわかることでしょう。
講師の話の内容を聞きながら教科書を見れば、あらかじめマーキング済みの【重要語句】を目にすることになります。
もう過去問を解いたあとの人だったら、疑問点があると思いますので、授業で講師に質問できます。
講師は、一期一会の先生もいらっしゃるのでタイミングを逃すと、もう質問できませんからね。
これは、過去問に出題される「単語」と「傾向」なら、少なくとも覚えられるというぐらいのコツです。
だって、次の年度の試験に同じ問題が出る保証はありませんから。
試験直前には、蛍光ペンでラインを引いていないところも、徹底的に読み込む必要もあります。
でも、まず、基本の過去問をおさえておく。
試験には、過去問がたくさん出てきます。
まずは、教科書にマーキングしてから受講する。
これから、養成講座を受ける方に提案するのが、そこのところ。
効率よく、時間を使って、人の役に立つ仕事に就いてください。
そのあとに、過去問に出ていない教科書の部分を覚える。
人の役に立つには、どうしたらいいのか見識を深めて、技術を磨く。
その次に、新しい法律や制度などをニュースや新聞で知り、覚える。
何問かは、それが出題される可能性があるからです。
だから、今からでも、いつでも、新聞やニュースなどにアンテナをはっておくべきだと思います。
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過去問を研究せよ!
なぜ受験生は過去問を研究すべきなのか
~大学からのラブレターを分析して合格をつかめ!
【篠原好】