日本で新型コロナウイルスが流行しはじめてから、たくさんの新しいことばを知りました。
その中のひとつが、「スーパースプレッダー」。
SARSが流行した際、通常より多くの人への感染拡大の感染源となった患者がいることが明らかになったそうです。
そのような患者のことを「スーパースプレッダー」というそうです。
20世紀のはじめ、腸チフスに感染しているのに気づかず、本人は無症状のまま、周囲の51人が感染、3人が死亡ということが実際にあったそうです。
まだ、「不顕性感染」「無症候性キャリア」という概念が医療的にもなかったころのこと。
その感染源となったのが、元祖スーパースプレッダーと呼ばれている、「腸チフスのメアリー」。
人権的な意味から、どうぞ慎重にお読みください。
そのような知識がない時代と場所で、知らずに感染源となったのは、罪ではないと思います。
感染した人を差別するのではなく、ウイルスや細菌を憎みたいです。
その症状、風邪?新型肺炎? ウイルス感染の判定方法
チャンネル名:朝日新聞社
全員合格を心からお祈りします