要約筆記者になりたい

要約筆記は、聴覚障害者のための情報保障の手段のひとつです。

聴覚障害者が、その場に参加できることをお手伝いします。
聴者だけが、社会を変えるのではありません。

要約筆記者になりたい人を応援するブログです。


あなたは、要約筆記の練習用音源を探していらっしゃいますか?

当ブログでは、いろんなジャンルの音源を引用しています。

また、養成講座や受験の経験をもとに、
【過去問解答案】や【重要語句】などの記事を書いてきました。

【重要語句】カテゴリの記事には、
試験既出の重要語句を赤字で示しています。

受講の前に、重要語句を教科書にチェックする勉強法をご提案。

試験直前では遅すぎます。

早めに試験対策をしてください。


多くの要約筆記者が誕生して、
聴覚障害者の当然の権利が守られることを願います。

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この日は、法律の専門家がとてもわかりやすく講義をしてくださいました。


(テキスト上巻P62



 

憲法人権のこと、障害者に関する法律ができていく過程を習うことができました。


長い長い苦労と努力を積み重ねて障害者福祉に関する法律が成立されたんですね。

法律や社会福祉の知識は要約筆記者として当然持っておかなくてはなりません。 




しかし、この分野はわたしが最も苦手とする分野です。

法律や制度の名前がたくさん出てくるからです。


歴史の中で改正されたりして、変わっていく法律の名前をどうやって覚えたらいいのか悩みました。

これはもう受験の日の朝まで苦しめられました。




やはり、勉強法を工夫する必要があったんです。


予習時に蛍光ペンで過去問既出の【重要語句】をチェックしてから授業に臨み、受講後は【音読】などで記憶に定着させておけばよかったと思っています。


優秀な同期の受講生は、法律が制定されていく歴史の流れを、見事に図式化して覚えてらっしゃいました。


そういうアイデアもありだと思います。




受験直前に、これらの法律用語、制度に関する用語を頭に詰め込むのは無理です。

早めに手を打っておくべき。 




YouTube
より

小6が暗唱:日本国憲法前文!
THE CONSTITUTION OF JAPAN

話しことばをそぎ落とし

さらに置換文末処理などで短くした文章を、

まだ短くすることができます。

それが、「共有情報を活用」する。


(テキスト上巻P56

(テキスト上巻P61も含みます)




昔、生徒や学生だったみなさん、

学校の授業でプリントを配られたことを思い出してください。


要約筆記では、これを共有情報として活用するのだそうです。
 

たとえば、利用者が学校の授業を受ける場合などにおいて、

配付された資料やテキストを話者が使うときは、
どうすると思いますか?


大学の講義などで、
教員が資料やテキストを読み上げるときは、

教科書P47○○○~を読み上げ中。

などと文字化して利用者に知らせます。

 

これでバッサリと、
話者のことばを文字化しないでいいし、

利用者教科書P47”を見ればいいのです。


板書や掲示物、
パワーポイントでも
そうします。


要約筆記者が、利用者のすぐ隣にいるなら、

配付された資料の項目などを指差して、

教員である話者が、

“いま”そのことを説明しているよ、

と知らせることもできます。


資料を使った要約筆記は、

テキスト上巻P61に詳しい例があります。

この部分は、
実技試験の本番にすごくすごく役に立ちましたので、

じっくり読んでほしいところです。


2015
年度の実技試験のひとつ目は、

このテクニックを使いました。


この技術、使いこなしておくべきです。


それから、話者はよく前置きとして「さっき話した○○ですが、」という言葉を使います。


ですが、これは文字化しないということも習いました。



教室や会場内で、授業や講演が始まってから話した内容は、

その場にいる人たちの“共有情報”ですから、活用します。


それから、要約筆記者が持っている背景知識の大切さも教えられました。


最近のビッグニュースも共有情報として活用できます。


みんなが知っているという前提です。

今朝、テレビのアナウンサーが話した、

フレッシュなニュースも共有情報になりうるかもしれません。

 

時事問題やニュースに要約筆記者はいつも注意を払い、

知識を蓄えておいた方がよいと言われました。

 

わたしの苦手なのは、政治、経済、スポーツです。

 

苦手な分野の新聞の記事やニュースにも、前よりは関心を持つよう努力しています。

 

共有情報からはそれますが、わたしは、

要約筆記者が個々に持っている専門知識や経験も要約筆記に活用できると考えます。

背景知識を磨くときには、どうしても得意分野に偏る傾向があると思います。

それは強みになるのではないでしょうか。

いままでの人生で蓄積してきた知識・経験が、

利用者のために役に立つのはうれしいことです。








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